まちひとこと総合計画室

まちひとこと総合計画室は2007年から活動を開始した景観デザインの事務所です。魅力的な街とは、歴史を継承し安心に暮らせる街があって、生き生きと暮らす人々がいて、物語のある出来事や健全な仕事に裏付けられていると思っています。

【お知らせ】恩讐の彼方に~ある工学一族と近現代日本の軌跡~

有限会社田辺コンサルタント・グループは、技術コンサルティングによる地域課題解決、地域振興、社会貢献を行っています。
その根源は江戸・明治期から始まっており、工学一族と近現代日本の軌跡として、弊社代表取締役社長(田邊康雄)が執筆・出版いたしました。

丸善商品紹介】

https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1035755071

【防火建築街区】GINZA Rewind リノベーションゼミ

滋賀銀行彦根支店の活用アイデア提案 中間発表会」

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日時:2023年1月24日(水)14時〜 

会場:ギャラリーコジマ(銀座町2-19)

 

彦根銀座まちづくり懇談会では、これまで、空き家や空き店舗などの休眠不動産の見学会とまちあるきを行ってきました。

2022年10月21日に開催された第2回休眠不動産見学会では、多くの方が切望されていた銀座街のシンボル的な存在である滋賀銀行彦根支店(大正14年建設)を見学し、ワークショップでは活用に向けたアイデアを出し合い、文化芸術的な創造拠点・交流スペース・起業の場としての活用など、参加者の夢が馳せました。

今回、それらを踏まえて、立命館大学建築都市デザイン学科の阿部俊彦研究室の学生が、活用イメージ提案の中間発表を行います。彦根市の新たな魅力拠点の誕生に向けた活動の一助になればと期待します。

 

 

2023年 本年もよろしくお願い申し上げます

2023年 年頭のご挨拶

【年頭のご挨拶】
 昨年は、沖縄県与那国町の第5次総合計画策定支援で全町民参画の機会を創るため全町民アンケートを実施、特に大切な担い手である小中学生に対し「全課有志職員講話と対話のワークショップ」のプログラムを開発しました。
彦根市では防火建築帯の将来ビジョンに係る活動支援をコミュニティビルド型の実践(GINZArewind)で進めました。
奄美群島では、空き家活用伝道師の育成や学生インターンを実施(国土交通省
・柴又では改めてなりわい継承の視点での景観維持活動への貢献
横浜市では「ひと・まち・デザイン賞」の委員として住民参画のモチベーションアップにつながる市民活動支援の在り方の検討
・地元品川区では天王洲のエリアマネジメントの仕組みづくり支援(国土交通省)するなど、今ある価値を活かしながら次世代へ継承する仕事のご縁を多くいただきました。

 今年も、住民参画や地域自治、エリアリノベーション、地域コミュニティと環境の保全など、多様で不確実な社会の中で、ひとり一人のやる気やモチベーションをいかに地域へつなげ、実現性・継続性を見据えた地域計画づくりに展開できるか。そして、地域計画の延長にある国土計画に思いを馳せ最良最適な解を模索してまいります。

【今年の抱負】
◆有限会社田辺コンサルタントグループ まちひとこと総合計画室
・2020年に事業継承を進め、取締役に就任いたしました。2007年から個人事業(13年目)を経ての法人運営は、慣れないことも多かったのですが、おかげさまで、グループで仕事を進めることで活動の幅や役割が広がりました。

引き続き、日本の多様な文化と歴史を大切にし、次世代へつなげられるよう、景観デザインや住民参画プログラムづくりなどの弊社のスキルと、有能な協力チームメンバーによる連携を活かした貢献を今一層推進します。

NPO活動(あまみ空き家ラボ理事・新潟まちづくり学校理事)
・まちづくりの視点で、奄美群島の空き家の活用を、地域住民との交流を支援や空き家活用の伝道師を育成しながら幸せな移住定住の支援をしていきたいと思います。
・日本のまちづくりをけん引する歴史ある「新潟まちづくり学校」の理事として参画し、改めて、まちづくりにかかわる人材育成方法とその間口を広げることの大切さを感じた次第です。

◆旅するうなぎのねどこ
・「多世代の趣味と好奇心の交流プラットフォーム」として、2020年より活動を場所にとらわれないスタイルへ変更しました。その結果、 品川宿周辺や長野県辰野町での島マルシェやお茶会などに発展しました。
・さらに多摩大学院の品川塾(有志の会)の探究員活動と連動し、品川を中心にした地域活動の当事者の交流の場づくり「品川一里R‐ichiri トークセッション」の実施をSHIBAURAHOUSEとの協力を得て行うことができ、ネットワークの広がりの種を感じました。
・今年も、顔の見える関係を保ちながら、交流による相互理解、モノから始まる交流人口づくり、笑いでつながる地域づくり(落語会)をベースに活動を進めていきたいです。

◆大学・研究・道
 ・昨年、約7年ほどお世話になった芝浦工業大学豊洲キャンパス)の非常勤講師を退任し、母校武蔵野美術大学は継続で都市デザインを講義を持ちます。一方新たに、非常勤講師を拝命され、実務者の方々と共にコロナ禍での大学教育の模索をしていきたいと思います。
 ・琵琶湖疏水設計者曾祖父田邊朔郎の書斎「百石斎」保存活用プロジェクトを2024年に向けて継続します。
 ・工夫庵 宗朔(遠州流茶道)として、少しでもお茶と触れ合う時間を取り戻し、分かち合っていきたいと思います。
 ・二地域拠点地(長野県辰野町)で鋭気を養いながら、全国とふるさと(品川)で、過ごしたい暮らしを手に入れていきたいと思います。

本年も皆さまのご多幸とご健康を祈念しつつ、引き続きよろしくお願い申し上げます。

~まち ひと こと をつなぐ~ 
有限会社田辺コンサルタント・グループ まちひとこと総合計画室 取締役 副社長 田邊寛子
〒140-0001 東京都品川区北品川2-7-22 生沼ビル404
E-mail:tanabe-hiroko(at)tanabe-consul.jp
TEL:03-6433-0413・FAX:03-6433-0414・携帯:070-5462-8200

【空き家活用】伝道師育成

理事を務めるあまみ空家ラボでは、令和4年度 国土交通省 住宅市場を活用した空家対策モデル事業を取得して、人材育成と奄美大島佐仁集落に交流拠点を作ろうとしています。

人材育成は、今後相続の可能性のある方にも情報提供することで、創造的で群島を元気にする空家活用に夢を馳せてほしい。

ということで、島にルーツを持つ若者層にもアプローチします!

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https://npo-nr.org/topics/7321

お申込みはこちらです。

【与那国第5次総合計画】アウトカムのプロセスデザイン

Q:なんでこの仕事をえらんだんですか?

A:与那国のため

子どもたちの質問への役場職員さんの返事です。

 

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直接対話することで、言えた役場職員さんも、聞けた児童も、双方に気づきがあり、島の未来に何か影響があるのではと夢が馳せます。


与那国町第5次総合計画の策定支援をしています。
住民参画を促すプロセスで、次世代(児童・生徒)の意向調査をするための事前学習として、役場職員さんたちと学校訪問し、役場の仕事紹介ワールドカフェワークショップをしました。

人口約1700人、内自衛官関係者約250人
高校進学のため、子どもたちは、島を離れます。
戻ってくるのは、数%

10年後、児童・生徒が戻ってくるかもしれない時、彼らはどんな仕事を選ぶのでしょうか。

・自分の島は自分たちで創る。
・住み続けられる暮らしは、自分たちで手に入れる。 
・ふるさとを守れるのは、自分たち。

与那国町役場は、見えない仕事は多いけど、クリエイティブな仕事でもあると、少しでも知ることで、児童の人生設計が変わるかもしれません。

総合計画づくりのプロセスが、連鎖して、次のまちづくりの種になることを願ってやみません。


#アウトカムのプロセスデザイン
#コミュニケーションデザイン

生涯現役の観光拠点 徳之島ジビエカフェとうぐら

ジビエカフェとうぐら 三年検査

徳之島 金見地区に観光拠点兼ねた小さなカフェを設計しました。

2019年3月竣工で三年検査はコロナで伸び伸びになっていました。

およそ10坪の小さな建物ですが、国立公園内で景観に配慮するとこを求められました。

 

 

集落でもよく見かける素材や錆びにくい素材を用いることで、工事費、手間費を抑えながら、メンテナンスもしやすい工夫をしています。

 

そして、あまちゃん達は、害獣として処分されるイノシシや地場の野菜などを使って、色鮮やかな美味しいジビエ料理を披露、循環型のステキな食堂です。

 

永く愛していただけるように、そして、ますます地域の光、あまちゃん達の活躍の場になるように祈ってます。

 

施主: 一般社団法人 金見あまちやんクラブ

〒891-7422 鹿児島県大島郡徳之島町金見474https://kanan.blue/food/

協力:徳之島 作山建築設計事務所 合同会社4FA 一級建築士事務所

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【エリアマネジメント】天王洲アイル・ランドオーナーのまちづくり

天王洲エリアは水面活用による水辺のにぎわいやスーパーグラフィックスなど都内でも類の見ない景観が魅力です。

天王洲は約30年前から地権者たちが民間主導で街のブランディングを懸命に行ってきました。
地権者や自治会等で構成される天王洲デザイン会議の専門委員を拝命し約3年。

新たな動きとして、国土交通省の官民連携まちなか再生推進事業に採択され、エリアの将来像を共有するプラットフォームの構築と未来ビジョン策定を目指すことになりました。

事業を支援する専門家として関わらせていただきます。

ランドオーナーが自身の財産を公益性の意識を持ちながら持続可能に運用していくことが、なにより一番のまちづくりと思います。
それに対し、行政は公平性や安全性の視点で支援していく、官民連携の姿を作っていければと思います。
千葉先生のご経験豊かな見地と知見も勉強させていただきとても楽しみなプロジェクトです。