まちひとこと総合計画室

まちひとこと総合計画室は2007年から活動を開始した景観デザインの事務所です。魅力的な街とは、歴史を継承し安心に暮らせる街があって、生き生きと暮らす人々がいて、物語のある出来事や健全な仕事に裏付けられていると思っています。

2023年 本年もよろしくお願い申し上げます

2023年 年頭のご挨拶

【年頭のご挨拶】
 昨年は、沖縄県与那国町の第5次総合計画策定支援で全町民参画の機会を創るため全町民アンケートを実施、特に大切な担い手である小中学生に対し「全課有志職員講話と対話のワークショップ」のプログラムを開発しました。
彦根市では防火建築帯の将来ビジョンに係る活動支援をコミュニティビルド型の実践(GINZArewind)で進めました。
奄美群島では、空き家活用伝道師の育成や学生インターンを実施(国土交通省
・柴又では改めてなりわい継承の視点での景観維持活動への貢献
横浜市では「ひと・まち・デザイン賞」の委員として住民参画のモチベーションアップにつながる市民活動支援の在り方の検討
・地元品川区では天王洲のエリアマネジメントの仕組みづくり支援(国土交通省)するなど、今ある価値を活かしながら次世代へ継承する仕事のご縁を多くいただきました。

 今年も、住民参画や地域自治、エリアリノベーション、地域コミュニティと環境の保全など、多様で不確実な社会の中で、ひとり一人のやる気やモチベーションをいかに地域へつなげ、実現性・継続性を見据えた地域計画づくりに展開できるか。そして、地域計画の延長にある国土計画に思いを馳せ最良最適な解を模索してまいります。

【今年の抱負】
◆有限会社田辺コンサルタントグループ まちひとこと総合計画室
・2020年に事業継承を進め、取締役に就任いたしました。2007年から個人事業(13年目)を経ての法人運営は、慣れないことも多かったのですが、おかげさまで、グループで仕事を進めることで活動の幅や役割が広がりました。

引き続き、日本の多様な文化と歴史を大切にし、次世代へつなげられるよう、景観デザインや住民参画プログラムづくりなどの弊社のスキルと、有能な協力チームメンバーによる連携を活かした貢献を今一層推進します。

NPO活動(あまみ空き家ラボ理事・新潟まちづくり学校理事)
・まちづくりの視点で、奄美群島の空き家の活用を、地域住民との交流を支援や空き家活用の伝道師を育成しながら幸せな移住定住の支援をしていきたいと思います。
・日本のまちづくりをけん引する歴史ある「新潟まちづくり学校」の理事として参画し、改めて、まちづくりにかかわる人材育成方法とその間口を広げることの大切さを感じた次第です。

◆旅するうなぎのねどこ
・「多世代の趣味と好奇心の交流プラットフォーム」として、2020年より活動を場所にとらわれないスタイルへ変更しました。その結果、 品川宿周辺や長野県辰野町での島マルシェやお茶会などに発展しました。
・さらに多摩大学院の品川塾(有志の会)の探究員活動と連動し、品川を中心にした地域活動の当事者の交流の場づくり「品川一里R‐ichiri トークセッション」の実施をSHIBAURAHOUSEとの協力を得て行うことができ、ネットワークの広がりの種を感じました。
・今年も、顔の見える関係を保ちながら、交流による相互理解、モノから始まる交流人口づくり、笑いでつながる地域づくり(落語会)をベースに活動を進めていきたいです。

◆大学・研究・道
 ・昨年、約7年ほどお世話になった芝浦工業大学豊洲キャンパス)の非常勤講師を退任し、母校武蔵野美術大学は継続で都市デザインを講義を持ちます。一方新たに、非常勤講師を拝命され、実務者の方々と共にコロナ禍での大学教育の模索をしていきたいと思います。
 ・琵琶湖疏水設計者曾祖父田邊朔郎の書斎「百石斎」保存活用プロジェクトを2024年に向けて継続します。
 ・工夫庵 宗朔(遠州流茶道)として、少しでもお茶と触れ合う時間を取り戻し、分かち合っていきたいと思います。
 ・二地域拠点地(長野県辰野町)で鋭気を養いながら、全国とふるさと(品川)で、過ごしたい暮らしを手に入れていきたいと思います。

本年も皆さまのご多幸とご健康を祈念しつつ、引き続きよろしくお願い申し上げます。

~まち ひと こと をつなぐ~ 
有限会社田辺コンサルタント・グループ まちひとこと総合計画室 取締役 副社長 田邊寛子
〒140-0001 東京都品川区北品川2-7-22 生沼ビル404
E-mail:tanabe-hiroko(at)tanabe-consul.jp
TEL:03-6433-0413・FAX:03-6433-0414・携帯:070-5462-8200